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日本プロパティソリューションズ – JPS –

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プロパティマネジャーの独り言 BLOG

プロパティマネージャーの日常を公私ともに綴ったブログ。
準備していますか?

大阪支店 A.T

平成30年はとても災害の多い年でした。近畿地方でも、大きな地震や私の年齢では経験した事のないような台風も来ました。

子供の頃は、大きな台風が来ると学校が休みになったり、停電になっても子供心にいつもと違う状況が少し楽しかったりしたものですが、昨年の台風でそんな気持ちも吹き飛びました。4日間もの停電は初めての経験で、電気のない生活がこれほど大変なのかと改めて感じました。

停電で困った事
・冷蔵庫の中のものがほぼダメになる
・9月初旬だったため、エアコン、扇風機が使えず暑すぎて動けない
・お風呂に入れない
・携帯の充電ができなくて、情報が得られない
・信号が点灯しないので、運転するのが怖い など

停電の結果として当然ですが、普段の生活で当たり前にしていた事ができないというのは想像以上に大変でした。近所の電柱が倒れているのを見て、停電が長引くだろうと近所のスーパーや量販店に電池式の照明や電池、飲料水などを調達しに出かけましたが、スーパーの棚は売り切れ状態。せめて充電器だけでも買っておきたい!と思い、コンビニにも寄ってみましたが、食べ物の棚でさえ何も残っていませんでした。

災害用にと色々準備をされている方もいらっしゃるかと思いますが、避難された方の話によると、飲料水など最低4日分は準備しておいた方が良いそうです。

そこで、停電後次の災害に備え準備したこと
・電池(単三・単四)
・懐中電灯(置き型タイプの電池対応の照明数個)
・電池式充電器
・水やレトルト食品などの備蓄
・家族と連絡が取れない場合、どこに集まるかを決める
各家庭によって準備するものは変わってくると思いますし、準備していても使う事がないのが一番です。しかし、備えあれば憂いなしです。いざという時に困らないよう、まだの方は少しずつでも準備される事をお勧めします。

「空手」

プロパティマネジメント部 M.N

2020年の東京オリンピックにて、空手が新種目として採用されました。残念ながら、その次のパリ・オリンピックでは早くも外れてしまいますが、空手は老若男女問わず、自分のペースで行うことが可能で、生涯スポーツとしても注目されています。

私は小学校低学年のときに父親に道場に連れて行かれたのがきっかけで、沖縄空手を源流とする流派の空手を始めました。以来現在も続けており、生涯を通じて続けたいと思っています。

さて、空手は、スポーツ精神の涵養、礼節を重んじるといった精神論について語られることもありますが、私は、基本的には空手は精神論ではなく、技術論であると考えています。我が身を守る、暴力に負けない技術が空手における重要な目的であり、精神論は二次的なものという解釈をしています。

つまり、空手は、基本的に物理的なコンタクト(による痛い思い)を受けて、このパンチが効くとか、こんな風に受け身を取るとほとんどダメージを受けないとか、そういった経験を通じてコミュニケーションをとり、日々技を研究していくものと考えています。

日々のビジネスにおいても、私は精神論ではなく技術論が先立つものと考えています。先輩の良いところを盗み、真似て自分のものにする、という基本は一緒だと思います。

あとは、気合いが大事で、練習量よりも、集中して行うことが上手くなる秘訣です。仕事においても日々気を引き締めていきたいと思います。

押忍

日本・中国の歴史的建造物

駐車場事業部 M.S

私は旅行好きで、とりわけ歴史的建造物を見るのが大好きである。多くの城や寺院に行ったが、城のほとんどが鉄筋コンクリート造りで、歴史を感じられないのが残念だった。しかし松本城、別名烏(カラス)城は違っていた。天守建物は壁面の上部が白漆喰、下部が黒漆塗りでその対比が美しく、木造建築がそのまま残されていた。なかでも印象的であったのが、上層階に上る階段が急勾配ではしごのようで、この不便さそのものが歴史を感じさせてくれた。今まで行った中では最高の城であった。

そして、このたび中国に行く機会を得て、万里の長城を旅行のコースに組み込んだ。北京空港から車で1時間以上かかり万里の長城入口へ行ったが、意外と人が少ないので不思議に思って尋ねたところ、一般観光客が行く場所は人が多くて歩けないほどなので、人の少ない穴場スポットに連れて来てくれたらしい。後日一般観光客が行くところをネットで見た。大変に混んでいて、歩くのが困難な状況がというのがよくわかった。

そしていよいよケーブルカーに乗り山の頂上へ。長く連なる万里の長城を見るという念願がかなった。中国の国家文物局によれば、その総延長は2万1000キロもあるとのこと。この大規模な煉瓦壁の建築物を建築機械がない時代にどのように建造したのか、どれだけの人数がかかったのか……。あれこれ思いを馳せ、歴史の重みに感動して、満足して帰国の途についた。

北京は晴れているのに視界がぼやけて見えるほど大気汚染がひどく、PM2.5で気分も少し悪くなる。昔の日本のようだ。私が小学生のころは光化学スモック注意報が頻繁に出され、気分が悪くて倒れる人がいたが、自動車の排ガス規制や大気汚染防止法の施行により改善された。中国は世界第2位の経済大国であるから、この問題も解決されていくことだろう。

脳に悪い7つの習慣

プロパティマネジメント部 A.K

先日コンビニでなんとなくタイトルに興味を引かれ、「脳に悪い7つの習慣」という本を買いました。「良い習慣」だったら購入まで至らなかったかもしれないと思うと、つかみの重要さを改めて実感します。余談ですが……、過去にタイトルで興味を持った本は「ボーダーを着る女は95%モテない!」でした。

本題に戻り、この本によると脳に悪い習慣は以下の7つ
①「興味がない」と物事を避ける
②「嫌だ」「疲れた」と愚痴を言う
③言われた事をコツコツやる
④常に効率を考えている
⑤やりたくないのに、我慢して勉強する
⑥スポーツや絵などの趣味がない
⑦滅多に人を褒めない

読み始める前、なぜ悪い習慣なのかと疑問だった「コツコツ」は、脳にとって否定語となる考え方「失敗しないように」「失敗するかも、したらどうしよう」や、脳のモチベーションを落とす考え方「そろそろ終わりだな」が潜んでいるからだそうです。同じく疑問だった「効率を考える」は、効率だけを求めていては独創性は生まれないとの事で、これは時と場合によるのかなと思いました。

また、姿勢が正しくないと認識を誤ったり記憶がなかなかできなかったりするそうです。小学校の教室の壁に貼られていた「姿勢は正しく」を思い出し、あれは脳的にも意味があったのかと気づき、もっと早く知っておきたかったと悔やまれます。

面倒くさいと言って楽な方へ流れがちな私ですが、日々の些細な言動が脳に影響している事を知り、これからは少し意識してみようかという気になりました。小説や雑誌以外の本を買うのは久しぶりでしたが、たまにはこういう本も良いですね。

旅行準備

プロパティマネジメント部 K.N

先日、結婚記念日旅行に行ってきました。3連休を使って何か考えたいねと嫁と前もって話をしていたのに、具体的に計画を立てることなく連休前日に飲みに行ってしまい、久しぶりに嫁に叱られました。結果的には3連休初日に計画を立て、残り2日で箱根温泉へ出かけましたが、宿泊先・レンタカーともによく前日に取れたものだと感心しております。冬場だったので宿泊先はまだ空いていましたが、レンタカーは割高でした。同じような旅行をお考えの方には、早めの計画をおすすめいたします。

ところで、私はよく出張に行くのですが、歯ブラシ、歯みがき粉、ひげそりは必ず持参します。どこの宿泊先でもこれらの品は置いてありますが、個人的な感覚としてちょっと物足りないというか、なんか歯をみがいた気になれませんし、深ぞりができない感じがします。あくまで自主的に持参です。それと折り畳み傘も必須ですね。

何はともあれ、結婚記念日旅行からは無事帰着しましたが、事前の準備を怠ると大惨事に繋がりかねません。いろいろな意味で公私共に事前計画を入念にしていきたいと思っております。

船釣り

大阪支店 T.S

学生時代、バイト先で釣り好きの警備隊長と後輩2人でたまたま釣りの話になり、完全フカセで鯛釣りに行ったことがある。久しぶりの釣りでウキウキしながら4人で舞鶴に向かった。当然、道具も何もなく、全部レンタルだ。当日は快晴、アネロン(酔い止め)を服用し仕立船(貸切)に乗り込んだ。道具一式もって臨んだ警備隊長は8枚を釣り上げ、さすがというところ。人数合わせで連れてこられた後輩が90センチ超えを1枚、私が7枚釣ったところで納竿となる。一番やる気満々だった後輩が1枚も釣ることなく、終わり間際にカモメを釣ってパニックになって船長がブチ切れ、残り3人は大爆笑であった。

完全フカセ釣りはオモリやウキをつけない釣り方で、エビをまいて、その中に針つきのエビを紛れ込ませる。オモリがついていないため、自然に潮の流れに乗ってまいたエビで引き寄せられた鯛を釣る方法だ。後輩が釣れなかった要因は、やる気を出しすぎ、しゃくりすぎで、まいたエビから針つきのエビが離れた位置になったためだと思われる。

私は投げ釣り、船釣りをメインに20年近く四季折々の旬の魚を釣り、自分でさばいて家族と食してきた。時間とコストの兼ね合いもあるので家族の理解は必須で、最近は家族に喜んでもらえる魚を釣りに行くようにしている。

最近好評なのがヒラメだ。これまでたまにヒラメ狙いで釣りに行っていたが、乗合船で10人の釣り人がいても半分の人が釣れればいい魚。青物や根魚みたいにガツンと針にかかってくる魚と違い、鯛のように口が硬いためアワセないと釣れない。小さい割に引きが楽しめるキスと違って、引きを楽しめるわけでもないし、針にかけるのが難しい魚だ。泳ぎが下手なので潮の流れがないと捕食ができない。しかもイシナギ(最大級は100キロオーバー)と同じで、一度甘噛みをして問題なければ、捕食する魚だ。釣り人の習性でアタリがあると反射的にアワセてしまうが、それだと歯形のついたイワシだけが揚がってくる。仕掛けは1本針に孫針をつけるタイプで、活きたイワシを泳がせて釣る飲ませ釣りだ。一回目の甘噛みをグッと我慢して次のアタリでアワセる。ただ、フッキングしてもあまり反応がなくて海底から座布団を引き揚げているような感覚で、釣れているんだろうかと不安を覚えながら電動リールで巻き上げることになる。水面近くで魚影を確認。ここでも焦りは禁物で、孫針で引っかかっているだけの場合、水面でばらしてしまうことが多々ある。タモですくい上げて船内に。針をはずす時も気をつけないとガッツリ手を噛まれて血だらけになるので要注意だ。

初めてのヒラメ釣りはダイワ製7:3の竿調子のインナーロッドで行ったが、硬すぎてアタリがわからず、まぐれでひっかかりボウズを免れた。乗合船の同船客の薦めでシマノ製ライトゲームモデラートTYPE64を購入。次の伊勢では、ロッドを替えただけでアタリがわかりやすく、普通に釣れた。帰ってヒラメを5枚おろしでさばき、刺身をあてに日本酒を楽しんだ。

同級生から釣りの誘いがあり、今度は淡路島でショウサイフグを釣りに行きたいと思っている。釣れない場合は3年トラフグを買って帰る。そして、てっさ、てっちりをあてに日本酒を……。

神保町怪談 第五幕「顔がオフィスビルになった男」

事業開発部 H.T

朝起きると、顔がオフィスビルになっていた。

原因として思い至るのは、昨晩の飲み会でカメラアプリで遊んだことだ。被写体の顔を第三者のそれと入れ替えることのできるアプリは、既に流行を終えていたものの、なぜか昨晩に限りそれで盛り上がってしまったのだ。

神保町の南に最近竣工した「東京グランドスクエアタワービルディング」は、窓の配置の関係で、ファサードが人の顔に見える。カメラアプリは、私の意図通りそのビルを人の顔として認識し、私の顔はそのビルのファサードと入れ替わった。

だがそれは画像の中だけの話だったはずだ。今、鏡の前に立ち、東京グランドスクエアタワービルディングになった自分の顔を呆然と見つめている。

平日なので会社へ向かった。幸い、こんな顔でも電車の中ではさほど注目されなかった。何かの被り物と認識されたのであろう。東京には、多少変わった人なら掃いて捨てるほどいる。わざわざ注目するほどのことでもないのだ。

ところが会社に着くと事情は違っていた。まず、直属の上司からふざけていないで被り物を脱ぐよういわれ、何とかごまかしつつ、営業活動を装い外へ出た。

何ということだ。顔がオフィスビルになると、こうも居場所が無くなるのか。喫茶店にも入りづらく、なんとなく街をぶらぶらしている内に会社から電話が入った。上司からだった。
「おい、すごいクレームになってるぞ。戻ってこい」

帰社するとそのまま応接室に行くよう促され、入ると2名の男性が待機していた。
「お宅の会社にうちのビルの宣伝を任せた覚えはないのですが。うちの最新のビルの運営管理を取りたいからといって、ちょっと行儀が悪すぎるのではないですか」

どうやら誤解されたようだ。
「とにかく、それを脱ぐんだ、早く」
上司は急かすが、なんといっても顔そのものなのだ。脱げるわけがない。たまらず、その場を逃げ出した。私は、仕事を首になるのではと初めて思った。

夜になった。自宅へ帰る気もせずにふらふら歩いている内に、東京グランドスクエアタワービルディングの前まで来ていた。そもそも、このビルが元凶なのだ。

そのとき、ふと気づいた。このビルが私の顔になっている。ということは、本来の私の顔はここ、東京グランドスクエアタワービルディングのどこかにあるはずである。エントランスから少し離れてみると、果たして以前の私の顔が外壁に情けなく貼りついている。

顔! 私の顔。これぞ私の顔。そんな風に高揚しつつ顔に手をやった途端、その高揚が静まっていくのを感じた。これは、私の顔ではない。

その顔は、特に不細工でも美しくもなかった。何の味わいもない中年男の顔だ。友人はほとんどおらず、妻とは別れた男の顔だ。たいして仕事も得意ではない男の顔。

この顔を、捨てよう。そう心に決めた瞬間、私は東京グランドスクエアタワービルディングと一体化していた。かくして、私はオフィスビルそのものとなったのである。プロパティ・マネジャーとしてこれほどの冥利があるだろうか。

数日が経った。何一つ不自由なことはなかった。インターネット回線に繋がっているので、いつでもどんな情報でも入手できる。腹が減ることもない。何せ、私の体は特別高圧電力の供給を常に受けているのだ。活力は常にみなぎっていた。

数年が経った。この頃には防犯カメラで不審者を見張ったり、館内の空調を適切に保ったり、なんとなく仕事のようなことをしていた。それが生きがいになっていた。相変わらず、特別高圧電力の供給のおかげで疲れを感じない。人間だったころの食欲も忘れてはいないが、一階に飲食店が多数入っているおかげで、大抵の料理は味わうことができた。

数十年が経った。最近では、昔のことをよく思い出す。

オフィスビルになってしばらくした頃、妻だった女性にメールを送ってみた。もちろん、私の中枢神経はインターネット回線に接続されているので、メールを送るくらい造作ない。「久しぶり。最近、オフィスビルになった。一応連絡しておこうと思って」
といった文面を、何度か消したり書き直したりした後、送信した。

三日ほどは、どんな返信が来るか恐れながら待っていた。あまり心配をかけてしまうのも、大人として良くない。逆に、皮肉をいわれたりするのも面白くない。一週間経っても返事は来なかった。一ヶ月経った頃、返事は来ないのだと分かった。

この話はやめよう。

オフィスビルになった日付は、はっきりとわかる。年に一度、館内の人々がエントランスの片隅に花を置いていく日がある。初めに誰かが置き、その後なんとなくそれが続いていくようだった。

そう、その日が私の命日なのだ。

神保町怪談 第五幕「顔がオフィスビルになった男」完
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この物語はすべてフィクションです。登場する人物、団体、名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

リーシングマネジメント事業部 T.T

JPS本社が所在している神保町にはカレーの名店が多く、お昼時にはどの店も行列ができているのを目にします。先日あるカレー屋が閉店するという噂が流れ、閉店の噂を聞きつけた客で一時は長蛇の列ができていました。しかし、よくよく調べるとその噂はデマだということが判明し、そのカレー屋のリピーターの私は胸をなでおろしました。

デマが流れたのは、その店の近隣の飲食店が相次いで閉店したことがきっかけのようです。その状況を目にした人が「区画一帯の再開発」や「周辺の土地のオーナーによる賃料上げ」などもっともらしい理由を付けて噂を流したようです。噂はSNSを通じてあっという間に広がりました。

噂というものは恐ろしいもので、過去にもバブル崩壊後の金融危機の際に週刊誌などが破綻しそうな銀行を名指ししたために預金流出が起こり、他の銀行に実質的に吸収合併された銀行があったと聞いたことがあります。

SNSが普及する以前に流行った噂は、週刊誌などの紙媒体から広まっていたと記憶しています。現代は一般の人がインターネットを通して気軽に情報発信できるので、誰もが情報の発信源になり得る状況であり、以前よりも噂が広まるスピードが加速したように思われます。

当社の業務において、時にオーナー様の資産について重要な判断を任せていただくこともありますので、入手した情報について様々な角度から検証しなければならないと思いました。

Oh my God!!

建築事業部 K.M

「ゴホッ」、「ゴホッ」と咳が出る。3連休の初日、せっかくの連休なのに、なんだか嫌な予感がする。案の定、翌日に熱が出てしまった。2歳の娘と妻にうつしては大変だと思い、休日も診療をしている診療所を探し、診察へ向かう。風邪が流行っているのか、開院後15分過ぎに到着したのに、すでに2時間待ち。午前中しか診療がないのも影響しているのかもしれない。待合室には入りきれず、外にも人が溢れている。寒空の下、体調が悪化しそうだと思いながらも、仕方がないので外で順番を待つことにした。それにしてもこの寒さの中、文句の一つも言わず、大勢の人が黙って待っている。最近テレビでは、日本人は凄いと自画自賛しているテレビ番組が多いが、この状況こそ日本人って凄いと思ってしまう。ただ、斜め向かいの美容院にとっては、顔色が悪い人たちが店の前の道路を占拠しているので、かなりの営業妨害になってしまっていただろう。美容院の方、すみません。

名前を呼ばれ、診察前に症状を聞かれる。朝は微熱程度だと看護師さんに伝えるが、インフルエンザが流行っていると聞いていたので、検査を受けることにした。以前インフルエンザにかかった際に、鼻の奥に綿棒のようなものを突っ込まれ、痛い思いをした嫌な記憶がよみがえったが、思い出に浸る時間も与えられず、躊躇なくズブッとやられた。かつて通常の検査では、発症したばかりだとインフルエンザかどうか判断できなかったが、現在は医療の技術も進んで、時間は少しかかるが、その状況でも陽性かどうかわかるらしい。前の人が検査をしており、あと25分待つと言われたが、白黒はっきりつけたいと思い、新しい検査をお願いし、また寒空の下、道路の行列に加わった。

診察室に呼ばれる。医師の机の上には白い紙が置かれているが、まだその文字を見ることができない。椅子に座った途端、医師が紙の文字を見る隙を与えないかのように、切り出す。
「気になっていると思いますので、先に結果からお伝えしますね。陽性です。A型のインフルエンザですね」
机の上の紙に目を落とすと、Aの横に+のマークが見える。最近、保育園で覚えてきたのか、娘がよく使う言葉が頭をよぎる。
「Oh my God!!」
妻と娘を実家に返し、高熱の中、痛みと戦い、一人さびしく冷蔵庫の中のヨーグルトを食べた日の備忘録である。皆様もご自愛ください。

知足のつくばい

プロパティマネジメント部 S.T

週末の朝、早く目覚めたときは近隣の植物園まで散歩をするのが清々しい。植物園といっても誰でも入れる小高い小さな公園で、万葉集に詠まれた薬用植物が植えられている。傍らにはその花々ゆかりの万葉句碑が添えられており、こころ穏やかになれる憩いの空間だ。

小さな植物園内にはつくばい(手水鉢・ちょうずばち)もあり、そこに刻まれている文字は京都の龍安寺で目にしたものと同じもの。
中央に四角く水を溜める穴があり、それを「口(くち)」に見立て、周囲に4文字、口の上に「五」右に「隹」下に「疋」左に「矢」。これを上から時計回りに「口」を付けて読むと、「吾唯足知」(われ唯だ足るを知る)となる。
「足るを知る」とは、自らの分(ぶ)をわきまえて貪りを捨てる、すなわち満足することを知る人は不平不満の心を起こさないため、心に落ち着きがあり不安がないということを表す禅の教えである。

人間の欲深さはときに計り知れず、昨年のある役員報酬に関する報道は記憶に新しい。一方で、長者番付に載る経営者の中には、次世代の育成や研究開発のための基金を設立し社会に貢献している方々がいる。また、月5~6万の生活費で元気に活躍されているスーパーボランティアもいる。
幸せと感じる基準はひとそれぞれだ。同じ状況でも、満ち足りた人生と思い感謝できるか、常に他と比べまだまだ足りないと感じてしまうか、こころのもち方ひとつで変わってくる。

植物園の柔らかいウッドチップの上をゆっくりと歩みながら、物はもたずとも、季節の移ろい、花や風の香りに敏感で、感性豊かな1,300年前の日本人の心の美しさに思いを馳せた。

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