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投稿者:
2006/11/30 16:27
06/11/30
大阪営業所 M.Y
私の仕事はリーシング稼業である。空間に魂を入れる仕事であると思っている。入社し、すぐに広島担当を拝命した。平成16年3月のことであった。
広島といえば、原爆ドーム、安芸の宮島、広島カープ、そしてもみじ饅頭にお好み焼き。その地にこの話のビルがある。申し分ないロケーションと迫力の大型ビルである。しかし募集率25%が何ともすごい。私の闘志に火が点いた。この素晴らしいビルを満室にして見せようではないか。
ということで行動開始。私のモットーである飛込み100件を試みる。飛込み先は、エンドユーザー。大手企業グループを中心に、アポなしの飛込み営業を開始した。
A社 残念。この前移転したばかりです。
B社 先月契約の更新があって、大幅な値下げをしてもらいました。
そのために3年は動けない縛りになりました。
C社 グループのビルに入っているので簡単には、出られないな。
などと笑顔で応じていただく割には、全て拒絶の返答。同じグループ企業といえどもこの反応に、厳しい現実を思い知らされ、唇をかみしめた。このまま広島で成果が出なければ、これまで大阪で長年培った経験が泣くというものである。おめおめ引き下がる訳にはいかない。
エンドユーザーがだめなら、次は、しのぎを削る業者さん達への飛込み100件である。広島在の大中小の業者さん、呉の業者さん、果ては福岡の大手業者さんにまで、情報を求めて飛込んだ。そんな時である、あるご兄弟と出会ったのは。先代より35年間不動産業を営むご兄弟。若き経営者としてバリバリ活躍している兄社長と、その補佐として兄をバックアップする力持ちの弟氏との出会いが、広島での人脈作りの助けとなった。ご兄弟を通じて企業法人団体をご紹介いただき、かなりシビアな条件交渉を経て、まず第1号の成約ができた。そしてこれがきっかけとなって、いくつかのルート開拓に繋がった。これで成約のパターンを構築し、今では予約を含めて入居率は何と99%。
リーシングは、ただ漫然と情報を流すだけでは効果がない。募集対象ビルを中心に、街や固有のオフィス事情の傾向を知る。そして当該ビルの強み弱みを熟知した上でライバルビルの動向を掴み、成約見通しを判断して戦いに打って出る。人との出会いに始まり、人との出会いで終わる興味尽きない仕事である。
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