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投稿者:
2007/08/01 14:31
07/08/01
大阪営業所 S.S
私が担当しているオフィスビルに、ほとんどの社員が女性というテナントが入った。このビルは昭和60年代初めの設計で、完全に男性社員が優位。当然、トイレも男性優位で、このテナントには合わない。女性ブースはたった一つで、化粧台も無いに等しい状態だ。これでは女性社員から不満が出るのも当たり前である。おまけにこのビルは、空室が恒常的に発生していた。
そこで、思い切って男女のトイレ配置を入れ替え、女性ブースを増やした。機能性を重視し、ライトな雰囲気に仕上げたこともあり、それまでのトイレとは明らかに変わった。なかなか好評を得たが、まだ何か改良の余地があるように感じた。
これがきっかけとなり、頭の中は常にトイレ改修の事ばかり。そんなある日、某デパートのトイレを見てひらめいた。円形ブースを導入しよう。これであれば、さらにスペースを圧縮できるので、その分洗面スペースにゆとりが生まれ、よりリッチに仕上げられる。早速、アイデアを当営業所の建物担当者と施工会社に披露し、何度もミーティングを行った。まとまった改修案はこうである。
①扉は格調高い木目調。②狭小トイレ内の人影を外部から感知できる工夫(一部透明樹脂の採用)。③パウダーコーナーとミラーとの微妙な奥行きバランスの調整(使い勝手)。④器具やアクセサリーの吟味など・・
機能や仕上げを考えると制約が厳しいのにもかかわらず、細部にわたって次々とアイデアが湧き出てくる。もちろん、男性トイレも手を抜けない。従来と同じ数を整え、シャープさを追求した。こうした改修案をすべて盛り込んだパースを作成し、空室改善にはトイレ改装が決め手とオーナーに訴えたところ、快諾を得た。第2弾工事後、トイレはイメージどおりに仕上がった。テナントの評判も上々で、空室もいつの間にか埋まり満室になった。
狭い空間という制約の中で、トイレ改修に多くのアイデアと知恵を出し、最高のものを目指して取り組んだ。そして、幾通りかのバージョンの工事を実施している。しかし、改めてまた意欲が湧いてくる。PM業務のアイデアは、尽きるところがない。
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