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時代は「所有と経営の分離」へ
その昔、ビル経営は極めて安全確実な事業とされていました。しかし、時代は移ろい「2003年問題」が騒がれたように、いまや賃貸ビルは飽和状態、テナントの確保に四苦八苦しているところがほとんどです。外資による国内不動産の取得やJ-REIT(日本版不動産投信)の登場なども重なり、ビル経営は間違いなく変革の時代に突入しています。
この変革の時代を乗り切るキーワードが、「所有と経営の分離」です。
立地と面積条件だけで勝負するビル経営の時代であれば、オーナー自らがビル経営に関するあらゆる業務をご自身で調整することも可能だったでしょう。しかし、ビル同士の競争が激しくなり、テナントニーズも多様化するにつれ、経営そのものを一括して専門家に任せることの必要性が高まってきています。プロパティマネジメント(PM)とは、こうした時代の変化に応える新しい専門業務なのです。
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PMの活用が不動産経営の鍵
プロパティマネジメントとは何か。人によってその答はかなり異なります。ちょっと難しくなりますが、ある人は「建物の各種設備の保守管理や清掃・警備等、建物管理作業そのもの」といいますし、別の人は「テナント募集業務を除く運営管理業務全般」と答えます。
思い切ってまとめると「不動産の収益性を最大化し、不動産の価値を最大化する」経営代行業務ということになるでしょう。ポイントは、個別の業務を請負うのではなく、一棟一棟の物件ごとに経営全般を取り仕切る、いわばビル経営のアウトソーシングだということです。
こうした業務を行う会社あるいは担当者をプロパティマネジャーといいます。プロパティマネジャーは、いろいろな規模・用途・立地のビルについて経営代行をこなし、ノウハウとスキルを常に磨いています。委託料は必要になりますが、ビルオーナーご自身が雑多な調整を行ったり、担当者をかかえるよりはるかに合理的といえるでしょう。
これまで、プロパティマネジメントの活用は、外資系ファンドやJ-REITが中心でしたが、いまや国内の事業会社や一般ビルオーナーにまで広がり始めています。既存のオフィスビルでも、これまでの経験や勘に頼った経営からの転換が求められています。プロパティマネジメントをいかに上手に活用するかが、これからの不動産経営の鍵を握っているのです。 |
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